以下ダークレスとの違いを簡単にまとめておきます 。 |
(1)初期投資が必要 |
ダークレスのように必要最低限の物がキットととして(比較的安価に)売られていないので 、必要な機材 、薬品などを自分でそろえる必要があります 。 |
(2)行程が増える |
前浴 、現像 、停止 、定着 、水洗い 、乾燥 。大きく分けて6つの行程になります 。ちなみにダークレスの場合は 、現像 、定着 、水洗い 、乾燥 。停止の行程はなく 、前浴は説明書に書かれていません 。 |
(3)時間がかかる |
ダークレスの場合最短6分30秒で定着まで完了しますが 、タンク現像だと最低20分強(フィルムの種類 、処理液の温度などにより変わります) 。ちなみに定着だけで約10分必要です 。 |
(4)パトローネのままでは現像できない |
フィルムをパトローネから出してリールに巻き込む必要があり 、この作業は明るい場所ではできません 。暗室 、チェンジバッグ(ダークバッグ) 、夜中の押入の中など 、完全に暗い場所が必要です 。
※リールに巻き取りタンクに入れてしまえば 、明るい場所で作業できます 。 |
(5)溶液の温度管理がシビア |
シビアと言ってもダークレスに比べての話 。ダークレスでは20度〜25度となっていますが 、タンク現像では現像液の温度で現像時間を変える必要があります(基準は20度) 。その他の薬品(停止液とか定着液など)に関してはそれほどシビアでなく 、だいたい現像液と同じくらいで良いようです 。 |