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暗室テクニック[焼き込み編]
2004年11月13日作成
自分の意図した通りに写真を仕上げる。ストレート焼きでは表現できなかった部分などを、様々な手法(技法)を用いて仕上げていく。
ここではもっとも一般的に用いられているテクニックとして、「焼き込み」のテクニックをご紹介します。

※私はまだまだ下手です。失敗も多いですが、失敗に学ぶところも多いと思いますので、失敗作も合わせてご紹介します。(^^ゞ
ストレートプリント 焼き込んだ例
部分的に濃度を上げたい、濃くしてプリントの調子を整えたいときに使うテクニックが焼き込みです。ある部分だけ全体の露光時間より長く露光するので、焼き込まない部分は紙・手などで光が当たらないように覆っておく必要があります。
写真は富士山を写した物ですが、ストレート焼きだと空が明るすぎて富士山のディテールが出ていません(写真左)。そこでプリントの下の部分を覆って空を焼き込みます。今度は富士山がはっきりと分かります(写真右)。同時に山の部分も少し焼き込んで全体の調子を整えています。
どの部分をどの位の時間焼き込むか。境目を自然に見せる覆い方など、経験と勘、慣れが必要ですね。

焼き込み失敗! 失敗例。
境目がはっきりくっきり。それに、覆っていた部分(下の山)の焼きも足りません。ものすごく不自然です。(^^ゞ
境目をくっきりさせないために、覆っている紙を小刻みに動かすとうまく行くようですが…
失敗したらやり直せば良いんです。失敗もまた楽しからずや。(^^ゞ
気に入るまで何度でもやりましょう。そのうち絶対にお気に入りの、そして世界に一枚だけのオリジナルプリントが完成すると思います。
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